【行政書士が徹底解説 #006】電子契約提供事業者の比較 | 機能と費用
電子契約を導入しようと決めたものの、いったいどこの電子契約システムを導入したらいいのかわからないといった方も多いですよね。
そこで今回は数あるシステムの中でも、人気の高いシステムを3つピックアップしてみました。
費用面はもちろん、機能面でも業者によって少々違いがありますので、あなたのニーズにあったものを導入してみてくださいね。
クラウドサイン
「クラウドサイン」は、弁護士ドットコムが運営していることで人気のある電子契約システム。
なんといっても、契約の相手方が同システムを導入していなくても利用できる点が大きな特徴です。
また操作も簡単で、わからないことがあればオンラインチャットやメールフォームから問い合わせが可能なのも嬉しいところ。
セキュリティ面においてもSSL暗号化通信と、書類バックアップ機能が搭載されており、データの管理は厳格になされています。
主な機能
・簡単操作および最短数分で契約締結が完了する
・テンプレート機能、検索機能完備
・契約にかかる進捗状況を一括で管理できる
料金プラン
Standard | Standard Plus | Business | |
月額費用 | 10,000円 | 20,000円 | 100,000円 |
送信件数ごとの費用 | 200円 | 200円 | 200円 |
特徴 | 全ての基本機能搭載 | Standard機能+ インポート機能 | 高度なリスク管理機能 |
Agree
「Agree」はGMOが運営している電子契約システム。
契約の状況をAgreeの管理画面上から把握することができ、締結漏れ防止に役立つのはもちろん、進捗管理も簡単に行うことができます。
また、Agreeでは電子署名において2つの署名タイプを用意しており、企業の文化やコーポレートなどに応じて使い分けるとよいでしょう。
セキュリティ面においても、政府機関や大手企業で利用されている「GMOグローバルサイン」と直接連携しているので安心できます。
主な機能
・「電子サイン」と「電子署名」の2通りの署名タイプが使える
・紙の契約書も一元管理することが可能
・国内シェアNo.1の電子認証局と連携したセキュリティを完備
料金プラン
お試しFreeプラン | Standardプラン | Buisinessプラン | |
月額費用 | 0円 | 10,000円 | 20,000円 |
送信件数ごとの費用 (電子サイン利用料) | 0円(上限10件) | 100円/1件 | 100円/1件 |
登録可能ユーザー数 | 1 | 制限なし | 制限なし |
B to Bプラットフォーム契約書
「B to Bプラットフォーム契約書」は他の電子契約システムと比較して、予算面・機能面・セキュリティ面といった3点から見て非常に使い勝手のいい電子契約システムです。
そのため、企業の大小を問わず、導入を考えているのであればぜひ検討しておきたいシステムのひとつといえるでしょう。
また、ワークフローシステムを活用し、契約書の締結に限らず社内手続きや承認業務に係る時間も削減することができます。
主な機能
・すべてのプランでワークフローシステムが利用可能
・セキュリティ対策に力を入れており、年中無休で不正を監視
・契約書の保管、管理、検索が簡単に行える
料金プラン
フリープラン | シルバープラン | ゴールドプラン | |
月額費用 | 0円 | 10,000円 | 30,000円 |
送信件数ごとの費用 | なし | 50円/通 | 月100通まで無料 101通~50円/通 |
初期費用 | 0円 | 300,000円 | 0円 |
備考 | ユーザー数無制限 | 電子契約のみ利用したい場合 | 電子契約+電子保管を利用したい場合 |
導入前によく比較検討しよう
今回は主な電子契約システムを3つ、ピックアップしましたが他にも多くの電子契約システムがあります。
料金はもちろんのこと、機能面やセキュリティ面でも各社違いがありますので、ニーズを満たしてくれる電子契約システムをぜひ探してみてくださいね。
電子契約システムを導入して、業務効率化を図りましょう。